このように、CCVプロジェクトは進行しているが、
私自身は、何をしてきたかというと、
主に「ししゅう画を作ろう」で、山形側の実践を中心に見てきた。
それは、まったく新しい試みであり、
莫大な費用と能力、労力が費やされている。
そんな新たな教育内容を目の当たりにしてきたわけだが、
通信を利用することで何か自分の手で出来ないかと考えるようになった。
それが”インターネット教科書”である。
今、インターネットが大流行しているが、
それが教育の現場で実際に使われているという話は、まだそれほど聞かない。
実際、いろいろなホームページを見てみても、
紹介部分がウエイトをしめていて、
こちらから参加できるようなものはそれほど多くない。
ハイパーテキストや、CGIの活用によって、
参加できるものも徐々に増えてはいるが、
私が考えているような試みをしている人の話を聞いたことはない。
だからこそ挑戦してみようと思ったのである。
インターネット上での教材(ソフト)は、調べてみると結構あるが、
ホームページそのものを教科書としているものはほとんどない。
何故だろう。
ハイパーテキストを利用することによって、
教科書と参考書の両方を兼ね備えたものが出来るというのに。
それは今後の私の卒論で書くことにして、
まずは”インターネット教科書”を見ていただきたい。
まだ、HTML言語しか扱っていないので、教材としては未熟であるが、
CCVプロジェクトで行った授業の中身は垣間見ることが出来るであろう。
これから、JAVAの活用など、
インターネットはどんどん発達していくのは明らかだ。
今、私の考えていることも当たり前になってくるかもしれない。
そのような未来を考えるとワクワクしてくる。
そんな気持ちに共感していただけるのなら、
”インターネット教科書”の扉を開いてほしい。
そして、一緒に考えていただきたい。
未来の教育について・・・。
1997年1月 岩田